前回の記事はこのような文章で終わっていました。 なぜ私たちは《調のないバガテル》に無調らしさをかんじなかったのか? それへの解答からスタートしていきたいと思います。 1.無調よりも不協和音 不協和音と呼ばれる代表的なものが、 三全音と呼ばれる音程…
まずはこの曲を聴いてください。 F.リスト作曲 "Bagatelle sans tonalité"(S.216a) 「無調のバガテル」あるいはもっと直訳的に「調のないバガテル」と呼ばれる曲ですが リストが唯一無調という言葉を使った……のみならず、西洋音楽で初めて「無調」という言葉…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。